セピア写真館では時々昔の写真の複写・引き延ばしを受けることがあります。

もちろん白黒の写真でかなり赤茶けた色に変色し、中には破れたり傷ついた写真も多く

あります。昔の写真は銀が使われていてその銀が光に反応し映像を定着させるのですが

画像を定着させるためには薬品処理しないと消えてしまいます。良く言う現像、定着水洗

という工程を経て安定するのですが、中には完全に水洗出来ずに薬品が残り、変色、退色

し赤茶けたセピア色になってしまいます。

先日お客さんが持ってきた古い写真は、丁度いま話題の渋沢栄一が活躍した時代でしょうか

江戸末期から明治時代と思われる写真でした。かなり変色し、傷も多くあり、修整に時間が

掛かりましたが、何とか綺麗に仕上げることができました。

丸亀市は城下町なので、かなり昔の写真は丸亀城の南あたりの住宅では保存されている可能性があります。

どんな写真があるのか興味があります。